浜田省吾広島グリーンアリーナ・チャリティーコンサートは地元ネタのMC満載

昨日は浜田省吾さんのチャリティコンサートが広島グリーンアリーナで開催されました。

 

通常のアリーナツアー実施中に追加で発表された昨日の公演、平日18時開演ということで

比較的取りやすいんじゃないかと思って申込みましたが、まさかの落選。

でも後日繰り上げ当選の連絡が来て行けることになりました。

 

申し込んでみたもののやはり平日で行けないという人のキャンセルが結構あったようで、

繰り上げ当選になった人も多かったようです。

 

昨年のホールツアーは厳密な本人確認がありましたが、今回のアリーナツアーは全くなく

QRコードの画面を読み取り入場、その際に座席がわかります。

 

ちなみに今回の私の座席は

アリーナ8列70番台でした!

昨日のチャリティコンサートは申込みが一般発売のみ。

FC枠もプロモーター枠もないので、座席に関しては全くのランダムだったのでしょう。

SNSを見ると同じく繰り上げ当選で参加された方がアリーナ1列目だったりしてました。

コンサートの序盤では

「今日は年末のお忙しい中、チャリティコンサートの趣旨に賛同して参加して頂きありがとうございます。

俺もスタッフもミュージシャンもできることは音楽しかないので、バンドのメンバーやスタッフと相談して

チャリティを計画しました」

と省吾さんからは改めてのご挨拶がありました。

 

我々ファンからすると省吾さんに会える機会が増えたのがたまたまチャリティ公演であった感じなので、

コンサートが楽しめてそのうえ、チャリティにもなるというのはうれしく得をした気分になります。

地元広島での公演だけに

「ホームタウンに帰ってきました。昨年もそうでしたが、年末は広島というのが決まった感じになってうれしいです。」

という言葉も本当にうれしそう。

今回のアリーナツアーに何度も行ってる人に聞いても広島でのMCは全然違うみたいでした。

 

「19のままさ」の曲紹介では、浪人時代広島の研数学館に通ってた話や

「当時付き合っていた彼女とディスコでもクラブでもない店で踊っていた」という話も。

 

大竹から錦帯橋まで前カゴにラジオを乗せ自転車で通っていた話や

広島でのコンサート本数の話(広島グリーンアリーナは15本目)、

コンサートを初めてしたのが高校2年生の時で広島青少年センターでの広島フォーク村だったこと。

その時、町支さんは修道高校に通っていた等・・・

まさに地元ネタのオンパレードでした。

岩国を広島に含めるかという話題ではクリミア併合問題に絡めて話をされて理解できているかどうかを

ファンに問いかけた場面がありました。

これってけっこう難しかったですよね。

岩国というのはもちろん山口県の一部なのですが、山口県でも一番東側にあり

広島県と接しています。

東西に長い山口県です、岩国の人は距離的に近い広島に行くことは多いけど、

山口市や宇部市等「ザ山口」に行くことはあまりないんですよね。

だから岩国の人は「わしらは広島の一部じゃ」と思っている人は多いんです。

また広島カープの二軍の本拠地が岩国にあったりして

広島の人からしても岩国は広島の一部(もしくは属国?)というような意識があるみたいなんですよね。

もしクリミアのように岩国が広島と山口どちらに帰属するかを住民投票したら広島が選ばれるのは

間違いないところでしょう。

あたかもクリミアが大国ロシア(=広島)を選んだように。

この辺をなぞらえての話ですから遠方から参加している方には岩国の立ち位置が

わからないですからちんぷんかんぷんだったようです。

と言いつつこの理解で正しいのかどうか不安なので、違っていたら教えてください。

まだあまりお客さんが入っていない頃の広島公演に省吾さんのお父さんが来て

「今日は途中で8人帰っていったぞ」

と言いながらそんな形で応援してくれていたと。

警察官だったお父さんの無骨な優しさを感じたエピソードでした。

またオバマ大統領が広島を訪問したことには

「謝罪はなかったけど、アメリカ大統領として広島に来たことは評価したい」

「でも次の大統領・・どうなるのか」

とやはりトランプ大統領就任には警戒されているようでした。

広島カープの優勝に関しては

「21年ぶりの優勝というけど、俺の記憶は75年でとまっている。」

そして実は南海のファンで野村克也氏が好きだったことも明かされました。

後年になって「あんな人だとは思わなかった。」と当時ファンだったことを後悔しているみたいでした。

75年の阪急との日本シリーズは広島の4敗2分の結果になり思わず投げたボールペンがストーブに当たって

壊れてしまいその年は暖房なしで冬を過ごしたと。

そのため「生まれたところを遠く離れて」が暗い作品になってしまったとか・・(笑)

たくさんのMCの中で一番感動したのが中嶋ユキノさんのご両親との奇跡的な関係でした。

ユキノさんのお父さんはCBSソニーの社員でお母さんがRCCのディレクター。

お母さんからはラジオによく呼ばれていたそうで、省吾さんは二人が付き合う前から二人を知っていて、

その二人が結ばれユキノさんが生まれ今では同じステージに立ち、プロデュースするまでになっている。

すごい話ですよね。

今回のツアーは11tトラック26台で全国をまわっているそう。

昔はトラック1台に楽器も載せツアーをしていたことを思うと隔世の感があるのでしょう。

省吾さんはライブと言わずコンサートといつも言います。

「コンサートに来てくれてありがとう」って感じで。

コンサートという言葉をとても大事にされているのが伝わります。

そのコンサートにたくさんの人が感動し興奮し、また「浜田省吾」のコンサートに足を運びたくなるんでしょうね。

私はまだ24日の広島公演があるのでいいのですが、広島や福岡のチケットを持っていない人たちはすでに

「省吾ロス」に陥っちゃっているようです。

「あと何日かで64になるんだけど、64になってショーゴって呼ばれるんだぜ」

64になった省吾さん、メンバーの大半が60代になる「最高級のバンド」をしたがえて

来年もぜひツアーを行ってほしいものです。

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